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11.15 山口 反原発デー 県民集会

命の海を守れ!
上関町に原発も中間貯蔵施設もいらない!
11・15反原発デー県民集会を開催

 一一月一五日、上関町総合文化センターにおいて、「命の海を守れ! 上関町に原発も中間貯蔵施設もいらない! 11・15反原発デー県民集会」が開かれ、県内外から一六〇名が結集した。
 主催は「原発に反対する上関町民の会」、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」、「上関の自然を守る会」、「原水爆禁止山口県民会議」。
 はじめに「原発に反対する上関町民の会」の三家本さんが、主催団体挨拶を行った。八月二九日に中国電力(以下、中電)が、「上関町で中間貯蔵施設建設について立地が可能である」と公表し、同日に関西電力(以下、関電)も福井県庁で「使用済み核燃料を二〇三五年末までに県外に搬出する」と発表した事に触れ、「両者の同時発表は関電の核のゴミを上関に運び込む道筋を示したもの」だと憤った。
 また、上関中間貯蔵施設についての問題点として、現地の急峻な山林の伐採や、海上輸送のための接岸港の整備などで環境変化はどうなるのか? 核のゴミを密閉したキャスクの安全管理やキャスクが故障した場合の修理はどこでどうするのか? 他にも津波・地震対策、「テロ対策」などを列挙した。
 さらに、上関中間貯蔵施設の建設計画が浮上して以降、近隣一市三町(柳井市、周防大島町、田布施町、平生町)では、反対の声が日増しに大きくなっていることや、建設反対署名が各地で取り組まれたこと、田布施町議会では反対決議が採択されたこと、地元上関町ではマスコミによる二度の住民へのアンケートがあり、どちらも建設反対が推進を上回ったことなどを踏まえ、「山口県に中電一辺倒ではなく、こうした住民の声に耳を傾けるべきだと追及しよう」と訴えた。
 「上関の自然を守る会」の高島美登里共同代表は、中電が中間貯蔵施設建設について、「立地が可能である」と公表したことに対し、「『環境影響評価無しに適地判断を行うな』という二五万筆余りの声を全く無視した暴挙だ」と声を震わせた。「上関の自然を守る会」は、予定地周辺で年間五〇回を超える生態系調査をし、陸域では、国の天然記念物であるカラスバト、周辺海域では推定個体数が世界で五〇〇〇羽といわれる保護鳥カンムリウミスズメ、環境省絶滅危惧種のナメクジウオを確認していることを報告し、一方で中電の報告書には一切それらの記載がないことを暴露した。
 また、大規模な伐採や掘削工事は、海の環境を一変させ、上関の基幹産業である漁業にも大きな影響を与えることを指摘した。最後に「核の財源に頼らずとも、自分たちの力で町づくりができると、上関町民自らが、原発NO! 中間貯蔵施設NO! という選択ができるように、奇跡の海を守り、地道に活動し続ける」と力強く宣言した。
 「上関原発を建てさせない祝島島民の会」の木村力代表は、今も原発建設予定地の田ノ浦の埋め立てが行われていないことや、祝島漁協は補償金を受け取っていないことを説明。「死の灰を生み出す原発を建設するなど絶対に許せない。みんなの海だ。埋め立て反対の声を粘り強くあげ続ける」と明言した。
 その後には、参加団体や参加者からの連帯挨拶がなされた。
 特別報告では、日本地質学会会員・防災士の越智秀二さんが、「地形と地質から見た上関への原子力施設建設の危険性」という題名で講演した。その核心は、南海トラフ巨大地震が起きたとき、直前・直後に直下型地震が多発する可能性があること。南側には総延長九〇キロ以上の活断層が存在し、これが動けば能登半島地震級の大地震になるにも関わらず、活動度が未解明なことだ。このような場所に、使用済み核燃料中間貯蔵施設も新規原発も絶対に作らせてはならない、と結論づけた。
 その後、原水禁山口県民会議の森本議長が、集会のまとめと閉会挨拶を行い、「未来に生きる人たちへ、安全で安心に暮らすことができる社会を残すことは、今を生きる私たちの責務である」とする「集会アピール」を採択して集会を終えた。
 集会の後には地元住民を先頭に上関町室津を一周するデモが取り組まれた。デモを見ていた住民からは応援の声があがった。
 一二月七日、柳井市で市議会議員選があり、中間貯蔵施設反対の意向を表明した議員が過半数を超えた。
 「奇跡の海」を守り、原発に頼らない町づくりを実現することが、一〇〇年後の未来を作り出す。必ずや高市政権の原子力推進政策を打ち破り、原発も核兵器もない世界を作り出す。


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