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■11・24 戦争だけはしちゃならん! 熊本大行動

 熊本県内で長射程ミサイル配備と闘ってきた「平和を求め軍拡を許さない女たちの会」「戦争止めよう! 沖縄・西日本ネットワーク」「熊本県平和委員会」などの共催団体が、全国に呼びかけてこの集会が開かれた。当日は全国から闘う仲間四〇〇名が結集した。

まず基調講演を沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表で「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」共同代表、沖縄・西日本ネットワークの共同代表でもある具志堅隆松さんが行った。具志堅さんは遺骨収集を通じて、沖縄戦はまだ終わっていないが、新たな戦争が沖縄・西日本全土で始まっている。各地で長射程ミサイルの弾薬庫建設が進み、熊本では全国に先駆けて今年度中に長射程ミサイルが配備されようとしている。

沖縄戦では天皇のために死ぬことが名誉とされて、「鉄血勤皇隊」に動員された子どもたちまで犠牲となったが、自分の命を守るためのスイッチを押すことが禁じられ、手榴弾を二個渡され、一発は自決するために使えと命じられ、米軍への投降は許されなかった。 この歴史を繰り返してはいけない。今はまだ自由にものが言える。戦争反対スイッチ、主権者スイッチをオンにして声を上げようと訴えた。

 更に、遺骨収集への日本政府の非協力を取り上げ、米軍は全兵士の遺骨を海底やジャングルでも探すが、日本は遺骨混じりの土砂を辺野古の埋め立てに使うなど死者を冒涜していると糾弾した。

そのあと、全国で闘う人たちからの訴えに移り、大分の敷戸弾薬庫などと闘う方や佐賀のオスプレイ阻止運動で裁判と現場での坐り込みの闘いの報告があった。更に福岡からは築城基地の米軍基地化を許さない闘いの報告、広島からは「ピースリンク広島・呉・岩国」の仲間から岩国基地強化や呉の軍事化などの報告があった。京都の祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワークの方、静岡からは東富士への長射程ミサイル配備に向かう動向が報告された。愛知からは長射程ミサイルを製造する三菱重工の報告、愛媛からは「ノーモア沖縄戦えひめの会」のスタッフで、沖縄西日本ネットワークの共同代表の方が発言された。

その後「クロストーク」に移り、参加者が各県の旗の回りに分散して集まり、参加者同士の意見交換や運動の紹介がそれぞれのブースで行われた。最後に集会宣言が読み上げられ全体で確認して集会を終えた。熊本大行動は広く全国から集まり、熱のこもった発言が続き、高市政権が台湾有事を「存立危機事態」と公言し、中国との戦争体制を構築する宣言に痛打を与えた。

 この集会に先立ち一一月九日にも「ストップ!長射程ミサイル健軍集会」が陸自西部方面総監部から一キロしか離れていない熊本市の健軍商店街の路上で開かれ、地元住民や市民一二〇〇名が参加した。

 健軍駐屯地周辺二キロ圏内には、市民病院や住宅・商店街、小中学校や大学など六〇近くの教育施設が集中している。しかし、地元選出の木原稔官房長官(元防衛大臣)は「当該ミサイルは移動式なので、駐屯地が狙われることは考えにくい」と県民の命と安全を一顧だにしない発言をし、西部方面総監部司令部の地下化を平然と進めている。こうした事態に地元住民の怒りが頂点に達していることが示されている。

 「保守王国」と呼ばれる熊本で、地域住民と県民によるこうした闘いが取り組まれたことの意義は大きい。この闘いを突破口に全国で長射程ミサイル配備に反対する反撃ののろしを上げ、これを阻止する運動を更に広げていこう。


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